フーバーダム(Hoover Dam)は西半球最大のダムです。
アメリカで最も偉大な建造物の1つと言われており、アメリカでは知らぬ人がほとんどいないほど有名なダムです。
その偉大な理由は歴史的、技術的、政治的と色々ありますが、とりわけ誰にでもわかりやすいのはその巨大さです。
どれほど巨大なダムなのかは、その貯水量からもわかります。日本には現在約2700ものダムがありますが、なんとその貯水量を全て合わせてもフーバーダムの貯水量には及ばないのです。
その貯水量は実に約400億トン。あまりにも巨大すぎてピンとこないかもしれませんが、実際に訪れてみればその規模に圧倒されることでしょう。
ハリウッド映画がお好きな方は、スクリーンの中で一度は目にしたことがあるかもしれません。滅多に見ることのできないダムの内部も見学することができます。
フーバーダムの目前には、日本の大林組が建設した巨大なアーチ型の橋が架かっています。この橋はコンクリートアーチ橋としては北アメリカで最長で、圧倒的なスケールを誇ります。日本の高い技術でなければ建設できなかったであろう、大プロジェクトだったようです。
フーバーダムが巨大過ぎるため相対的にあまり大きく見えないかもしれませんが、真下を流れるコロラド川から橋に架かる道路(路面)までの高さは、なんと260メートル以上あります。横浜ランドマークタワーの展望台(69階)は約270メートルですから、信じられないほどの高さであることがわかります。
アメリカが誇る偉大な建造物(フーバーダム)と、日本が誇る技術の結晶ともいえる偉大な橋のコラボレーションを是非お楽しみください。
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